郡内各地で「十六日祭」 親族ら墓前に集い先祖供養

後生(グソー)の正月と言われる旧暦1月16日の伝統行事「十六日祭」が20日、郡内各地の墓地で行われた。
郡内の各学校は午後から休みとなり、墓前には家族や親戚が集い、ごちそうを詰めた重箱や酒などを供え、線香を焚き、先祖を供養。近況を語り合うにぎやかな光景が各地で見られた。
この日は晴天に恵まれ、石垣島では最高気温28.1度の夏日。屋根のない墓ではテントやシートで暑さをしのいだ。
字石垣の喜舎場家之墓には親戚ら12人が集まり、ごちそうを囲んで楽しそう。日差しを遮るためシートを準備していた喜舎場英准さん(65)=石垣=は「普段は皆がそろって手を合わせているが、きょうは暑いので来た順番に線香を上げている。もったいないくらいの良い天気になった」と声を弾ませた。
英准さんの甥にあたる徹さん(40)=登野城=は「十六日祭と旧盆は親戚みんなが集まる機会。近況を報告したり、久しぶりに会う親戚の子どもの成長を感じたりしている」と伝統行事の大切さを感じていた。
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