ゴーヤ料理を試食する来場者ら＝8日午前、ファーマーズマーケットゆらてぃく市場

　「ゴーヤーの日」の8日、JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場生産者会(東山盛一会長)はゴーヤの消費拡大を図るイベントを同市場で開き、ゴーヤ料理の試食や苗の無償配布、特価販売などを行った。雨天にもかかわらず、会場には大勢の市民や観光客が訪れ、夏の味覚を満喫した。 　セレモニーで東山盛会長は「たくさん召し上がっていただき、夏バテ防止に役立ててほしい」、JAゴーヤー生産部会の根間幸善会長は「ゴーヤは鉄分やカルシウムなど栄養たっぷりのスーパー野菜。おいしく食べて沖縄の暑い夏を乗り切ってほしい」とPR。 　八重山地区営農振興センターの石垣信治センター長は「先月末から今月にかけて収穫の最盛期を迎えている。地元産のゴーヤをたくさん食べてもらいたい」と述べた。 　八重山農林高校の生徒たちはゴーヤの苗約800鉢を用意し、ゴーヤの肉詰めやギョーザのレシピなども紹介した。 　八重山調理師会(川平展史会長)は会員が調理したサンドイッチや一口ピザ、ドーナツ、がんもどきなど10種類の料理約1000食を提供。2年ぶりに参加した小浜島の「はいむるぶし」は、ゴーヤチップなどを配布した。 　店内ではゴーヤ1本当たり58円の特売も行われ、買い物客でにぎわった。 　ほとんどの料理を試食したという小林さゆりさん(56)＝登野城＝は「ヴィシソワーズは全然苦くなくて口当たりがよく、コクもあってとてもおいしかった。レシピが置いてあるのもよかった。自分で作れそうなものがあったら作ってみたい」と笑顔で語った。