暁の空にスーパームーン 諏訪地方でも観測

北西方向の山に沈むスーパームーン=20日午前6時28分、茅野市玉川から
月と地球が再接近し、満月が今年最大の大きさで見える「スーパームーン」が20日未明、諏訪地方でも観測された。19日夜は雨模様で雲に隠れていたが、20日朝は晴れ間が広がり、霧に覆われた諏訪盆地の上に浮かぶ大きな月を見ることができた。
国立天文台などによると、月は地球の周りを楕円形の軌道で回っている。今年最大となった20日未明のスーパームーンは、9月14日の最も小さい満月に比べて直径が14%大きく、明るさは30%明るく見えるという。 元日本プラネタリウム協会長で茅野市八ケ岳総合博物館長の若宮崇令さん(75)=富士見町=は「天文学にスーパームーンという定義はないが、NASAなどの呼び掛けで定着してきた。諏訪地方は空気が澄んでいて、都会で見るよりもずっときれいに見える。2、3日は大きな月が見えるでしょう」と語り、天体観望に誘った。
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