庄内で働き暮らす将来像 先輩たちが魅力伝える
若手社員を対象にした庄内地域同期会「ルーキーズカレッジ」が19日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で開かれた。社会人の先輩たちの体験談を聞き、庄内で働き暮らす将来像を考えながら交流を図った。
同じ地域で働く若手社員の同期コミュニティーの形成を図り、離職防止や地元定着にもつなげようと県庄内総合支庁と鶴岡市、フィデア総合研究所が開催。同市などが本年度に設立した「地域同期会」と連携を図った。
この日は製造や金融、福祉、建設、サービス業などの事業所から入社1~3年の若手社員50人が参加。県内のまちづくり活動などに取り組む「Idea partners」代表の山本一輝さんを講師に迎えた。
初めにバイタルネット鶴岡支店の高木涼太さん、アトリエイマジンの上野裕太さん、パソコンくらぶたんぽぽの菅原ひとみさんの社会人の先輩3人がゲストトーク。高木さんは新人時代を振り返り「分からないことばかりで先輩の行動のまねをしていた。がむしゃらにやっていたが、今思えばもっと先輩方に聞けばよかったと思う」、上野さんは仕事のやりがいや心掛けていることについて「建築した家が形になるとうれしい。現場の職人は無口で言葉がきつい人も多いが、しっかり自分の考えを伝えるようにしている」、菅原さんは将来の目標などについて「パソコン以上の教室経営を心掛けている。地元組の仲間がいるから頑張れる。庄内で子育てできた幸せ、これまで頂いた恩を返していけたら」などと語り、若手社員たちの質問に答えていた。
その後、山本さんのリードでこれまでの自分を見つめるキャリアデザインシートを作成するワークショップや交流会を行い、同じ地域で働く仲間として一緒に学び合い、親睦を図った。

庄内地域で働く先輩の声を聞く若手社員たち
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