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北羽新報社

二ツ井後援会が元豪風関の慰労会

元豪風の押尾川親方を囲み、約17年間の現役力士としての功績をたたえた慰労会

 先場所で現役引退した大相撲元関脇・豪風の押尾川親方(39)=本名・成田旭、北秋田市出身=の慰労会が18日夜、能代市二ツ井町三千苅の居酒屋くつろぎで開かれた。市内外のファン約50人が約17年間の功績や健闘をたたえながら、〝第2の相撲人生〟にエールを送った。慰労会は、親方の父親の出身地、旧二ツ井町民有志らで組織する豪風後援会くつろぎ友の会(秋林敏雄会長)の主催。会場に押尾川親方が到着すると、大きな拍手が送られた。

 あいさつに立った秋林会長は「幕下格付け出し15枚目でのデビューから約17年間。その間の1430番の取組は一番とも見逃したことない。さまざまな名勝負が頭をよぎっている」と述べ、技巧派・豪風の功績を紹介。東京・両国国技館での初場所については「会員9人で生で応援したが、最後の一番になるとは思わなかった。取組後に関取と食事をし、現役豪風の残りわずかな貴重な時間を過ごせたことが一生の思い出」と語った。
 その上で「もうすぐ春場所が始まる。豪風の姿が見られないのは寂しい限りだが、今度は解説者として豪風節が聞こえてくるのでは。17年間楽しませてくれて本当にありがとう。立派な力士でした。長い間お疲れさまでした」と時折声を詰まらせながら労をねぎらった。
 押尾川親方は「語り尽くせないほど思い出や感謝の気持ち、うれしかったこと悔しかったことがたくさんある。17年間、現役力士でいられたのも温かい激励があったからこそ。今後は精神的にも肉体的にも強く、勝負にも強い力士を指導し、育てていきたい。私の相撲道はこれから。今後は押尾川ストーリーを皆さんと歩んでいきたい」と力強く語り、改めてこれまでの応援に感謝の意を表した。
 花束贈呈や鏡開きも行われ、成田三男副会長の発声で乾杯。参加者は郷土力士として多くの県民に愛され、角界の盛り上がりにも貢献した元豪風関をたたえながら、さらなる飛躍に期待した。
 秋林会長によると、後援会は近く発展的解散し、今後は押尾川親方を支援する新たな組織の在り方を模索していくという。
 押尾川親方は金足農高から中央大に進み、4年生の時に学生横綱に輝き、角界入り。14年5月場所で幕下15枚目格付け出しで初土俵を踏み、2場所で十両に昇進すると、持ち前の突き押し相撲で入幕、長年幕内力士として活躍した。20年3月場所に小結、26年9月場所では関脇に昇進。35歳2カ月での関脇昇進は戦後最年長記録となった。

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