春彩る「大ひな壇」 辰野美術館」
見上げるような11段飾りにひな人形を飾った「大ひな壇」=辰野美術館
辰野町の早春を彩る「たつの荒神山温泉春まつり」(長野日報社など後援)が、同町の荒神山公園一帯で開かれている。文化・観光の各施設でひな人形展に体験講座、コンサートと趣向を凝らした企画を実施中。辰野美術館では呼び物の「大ひな壇」を飾り、来場者を魅了している。3月3日まで。
大ひな壇は高さ約3・2メートル、幅約5メートル。天井まで届く圧巻の11段飾りに、色とりどりの衣装をまとったひな人形約150体を飾り、桃の節句を華やかに演出した。
ほかにも、年明けから職員総出で準備した約1000体のひな人形を展示。元号発表や長野冬季五輪などの出来事を振り返るユニークな「平成時代絵巻」、1年かけて修復した地元旧家に伝わる江戸末期の古今びな、園児による折り紙の内裏びなも好評だ。
同館の赤羽義洋学芸員は「各時代の人形の魅力を見直すとともに、家庭では見られないジオラマ展示も取り入れ構成した。家族で足を運び楽しんでほしい」としている。
入場無料。午前9時~午後5時。問い合わせは同館(電話0266・43・0753)へ。
関連記事
響け大編成のハーモニー 『弁慶記』吹奏楽プロジェクト 初の合同練習
75人の大編成で奏でる「『弁慶記』吹奏楽プロジェクト」の初めての合同練習が14日、和歌山県田辺市南新万のひがし公民館であった。10代から60代まで世代を超えた音楽愛好者が集まり、12月の演奏会...
アラスカ州で食の交流 沖海月の須田料理長伝授 イカや鮮魚のさばき方
米政府認定の「MAGISTERブランド烏賊(いか)大使」に任命された鶴岡市立加茂水族館魚匠ダイニング沖海月の須田剛史料理長(48)がアラスカ州ジュノー市郡を訪れ、地元料理人にイカと鮮魚のさばき方を...
「帯広温泉街」歩いて楽しむ 駅周辺、名物入りルート開拓
帯広観光コンベンション協会(梶原雅仁会長)は今年度、JR帯広駅を起点とした街歩きを帯広観光の楽しみ方として提案していくため、「温泉の街『帯広』~ウェルネスツーリズムとナイトタイムエコノミーの確立...
はぶつぶカフェ 生徒が企画、笑顔で接客【山陽小野田】
山陽小野田市埴生地区の中・高生などで構成する「はぶMHCC」主催の第2回はぶつぶカフェが16日、埴生地域交流センターで開かれた。生徒たちが企画から販売までを手掛け、会場ではコーヒーやかき氷を...