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長野日報社

春彩る「大ひな壇」 辰野美術館」

見上げるような11段飾りにひな人形を飾った「大ひな壇」=辰野美術館

 辰野町の早春を彩る「たつの荒神山温泉春まつり」(長野日報社など後援)が、同町の荒神山公園一帯で開かれている。文化・観光の各施設でひな人形展に体験講座、コンサートと趣向を凝らした企画を実施中。辰野美術館では呼び物の「大ひな壇」を飾り、来場者を魅了している。3月3日まで。

 大ひな壇は高さ約3・2メートル、幅約5メートル。天井まで届く圧巻の11段飾りに、色とりどりの衣装をまとったひな人形約150体を飾り、桃の節句を華やかに演出した。

 ほかにも、年明けから職員総出で準備した約1000体のひな人形を展示。元号発表や長野冬季五輪などの出来事を振り返るユニークな「平成時代絵巻」、1年かけて修復した地元旧家に伝わる江戸末期の古今びな、園児による折り紙の内裏びなも好評だ。

 同館の赤羽義洋学芸員は「各時代の人形の魅力を見直すとともに、家庭では見られないジオラマ展示も取り入れ構成した。家族で足を運び楽しんでほしい」としている。

 入場無料。午前9時~午後5時。問い合わせは同館(電話0266・43・0753)へ。

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