県選手団の結団式（県庁で）

　全国の熟練技能者たちが日本一を競う「第３０回技能グランプリ」が３月１日に兵庫県で開幕する。１８日、県選手団の結団式が県庁で開かれ、選手を代表して日本料理競技に出場する防府市の青木一郎さん（４７）が「日ごろ培った技能を発揮し、県の代表として全力を尽くしたい」と活躍を誓った。 　同大会は厚生労働省などが主催し、２年ごとに開催している。今回は全３０職種の競技に全国から約５００人が出場。県内からは婦人服製作、和裁、建築大工、建築配管、日本料理、フラワー装飾の６職種に６人が出場する。 　式では、県商工労働部の矢敷健治部長が、県職業能力開発協会専務理事の松岡光信団長（６２）に団旗を手渡し、「卓越した技能を発揮し、素晴らしい成績を収められることを期待している」と激励した。 　建築大工競技に初出場する山口市宮野の安永雄太さん（３９）は「初めての出場で緊張が大きいが、入賞を目指し、次の大会につなげられるように頑張りたい」と話した。 　大会は３月１日から４日まで神戸市など６会場で開かれる。