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長野日報社

人形浄瑠璃 児童も熱演 中川保存会

再会した母と娘をめぐる悲話を描いた「傾城阿波鳴門 順礼歌の段」の一場面=中川文化センター

 中川村の中川人形保存会(大場茂明会長)と村公民館は17日、中川人形浄瑠璃第7回定期公演を同村の中川文化センターで開いた。「三番叟」「傾城阿波鳴門 順礼歌の段」「日高川入相花王 渡し場の段」の3演目を上演。村内外から来場した約150人の観客を前に、保存会メンバーや同村中川西小学校の人形クラブに所属する児童らが、日ごろの練習の成果を発揮した。

 このうち「傾城阿波鳴門 順礼歌の段」は、とある理由から幼い娘を阿波国に残して別の地に住み移った母親が、ある日、親を捜して全国各地を歩き回る娘と偶然再会し、母だと打ち明けられずに葛藤を繰り返すさまを描いた悲話。人形とは思えない細やかな動きに観客たちの目はくぎ付けになり、終演後、会場から大きな拍手が送られた。

 母の揺れ動く心情が印象に残ったという観客の40代女性は「離れたくない気持ちが伝わってきて、切ない気持ちにさせられた」と神妙な面持ちで語っていた。

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