全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

宇部日報社

98歳の朗読ボランティアも「卒業」へ

6年生たちと記念写真に納まる藤本さん(19日午前9時、琴芝小で)

 山口県宇部市琴芝小の98歳の読み聞かせボランティア、藤本久子さん(宇部市宮地町)が、高齢を理由に活動から退くことになり、19日に同校で最後の読み聞かせを行った。あす学校を巣立つ6年生55人に、郷土に伝わる話を語り聞かせ、子どもたちと互いの「卒業」を祝い、ねぎらい合った。

 藤本さんは「子どもたちに、郷土の話をしてやりたい」と80歳の時に朗読講習を受けて活動を始め、同校では長年、6年生を担当。毎週木曜が活動日で、同居する三男の車で通ってきていた。市販の本をそのまま読むことはせず、子どもたちに分かりやすいように表現を直したり、自分の言葉を付け加えたりしたオリジナルのものを用意して語ってきた。

 最後の読み聞かせに選んだのは、霜降山が舞台の「城山の宝くらべ」。優しく包み込むような語り方、温かみのある方言を交えて宇部の昔話を伝えた。子どもたちから花束や色紙を受け取った藤本さんは、毛糸で編んできたたわしを全員に配り「みんなのおかげで楽しかったよ。元気でよく勉強してくださいね」とあいさつした。同校読み聞かせボランティアの山田みちる代表は「いつも前向きで勉強熱心な藤本さんを目標に、メンバーの輪を広げ、琴芝小の読み聞かせを充実させていきたい」と話した。

関連記事

「かみしほろ」3年ぶり1位 道の駅満足度総合ランキング

 旅行情報誌「北海道じゃらん4月号」(リクルート北海道じゃらん発行)の「2024年道の駅満足度総合ランキング」で、「道の駅かみしほろ」が3年ぶりに1位になった。運営する指定管理者の観光地域商社「k...

荘内日報社

先端研を核に教育研究活動 3者が6期目の連携協定締結

 学校法人慶應義塾と県、鶴岡市は27日、慶應大先端生命研究所(同市)を核とした研究教育活動プロジェクトを今後も共同で推進するための協定を締結した。期間は2024―28年の5年間。協定は今回で6期目。今期は、研...

宇部日報社

Aスクエア、4月1日に利用開始 まちづくりの拠点として期待【山陽小野田】

 山陽小野田市がLABV(官民協働開発事業体)プロジェクトの核事業として、中央2丁目の市商工センター跡地で建設を進めていた複合施設「Aスクエア」が完成し、4月1日から利用開始となる。公共施設と...

伝統の「送り節」で見送り 教職員との別れ惜しむ 宇検村田検

 ハレ おこれーこーれーおーこーれーよー はーまーしょうがーあでおーこーれー(送ろう 送ろう 浜まで送りましょう)。  鹿児島県宇検村田検集落で27日、春の人事異動で集落(シマ)を離れる教職員...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク