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長野日報社

団員負担軽減へ操法大会取りやめ 辰野町消防団

長野県の辰野町消防団(古村幹夫団長)は、団員の確保や負担軽減を掲げる改革の一環で、例年6月に開いてきた町ポンプ操法・ラッパ吹奏大会を取りやめる。個々の家庭生活や勤務事情に配慮し、負担要素となっていた大会前の早朝訓練を土、日曜日へ移行して実施回数を削減。内容も競技性の強い従来型から災害現場に即応する実践型へと見直し、時代に沿った消防団づくりにつなげていく―としている。

同団の団員数は493人で、18年度から定数496人を下回っている。近年は団員確保の課題に直面し、幹部経験者を一般団員として再任用するなど苦心を重ねた。操法大会では17年度から隣接地区分団の合同チーム編成を導入。大会前5月から週5日ほど3時間平均で行っていた早朝訓練も、同3~4日程度に減らした。それでも入団希望者が枯渇する状況は変わらず、抜本的対策を迫られた。

操法大会の取りやめを受け、今後は上伊那や県ほかの上部大会にも出場しない。訓練は回数を減らすが、狭あいな市街地や中山間の傾斜地に即したホース展開、少人数出動となる昼間火災の対応に備えるなど、内容充実を図る。訓練削減で得た時間は、民生児童委員協議会と連携した災害弱者の支援、住民向け防災啓発の強化などに充てる。

団本部は11日までに開いた分団長会や町消防委員会で改革方針を伝え、了承を得た。同委員会が昨年10月町長へ示した消防団のあり方答申を基に、団員確保や負担軽減策を検討。同12月の分団長会で訓練内容の見直しと合わせて大会取りやめの方針を説明し、団員の意見を集約した。団員からは「伝統の大会がなくなるのは残念」との声が上がる一方で、負担軽減の視点から全体の賛同を得たという。

消防委員会では、委員から「思い切った改革だが、現場団員の声を聞いての結論を認めるべき」「多くの住民が消防団の厳しい現状を知り、問題に関心を持つきっかけになれば」とする意見が出た。

古村団長(50)は「自分自身が操法訓練を経験し、団員の結束向上のメリットも理解している」と説明。その上で大会取りやめについて「火災現場で競技性に特化した訓練が生かされないと感じていた。職業消防士の後方支援をする消防団として、より効果的で安全性を重視した対策を行うべきと考えた」とする。

今後に向けては「消防団は地域防災に不可欠であり、維持していくことが大前提。住民に寄り添い、信頼される消防団づくりを模索していく」としている。

辰野町消防委員会で操法大会の取りやめを含めた改革方針を伝える古村団長

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