
家族連れでにぎわう南部梅林(10日、みなべ町晩稲で)
天候に恵まれた3連休中日の10日、和歌山県みなべ町晩稲の南部梅林は多くの家族連れらでにぎわった。花は五分咲きで、ばらつきがあるが、満開に近い木もある。次の週末に見頃を迎えそうだ。
世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」の認定地で、約200ヘクタールに約9万本の梅が栽培されている。2日に開園した。
運営する「梅の里観梅協会」(片山清範会長)によると、10日は午前中から多くの人が訪れた。開花状況は暖冬の影響で満開に近い木もあるが、まだ少ししか咲いていない木もある。梅林内の梅公園にある観賞用の花梅は見頃を迎えている。
神戸市から夫と小学生の娘と訪れた医療事務の森彩果さん(29)は「3年前に初めて来た時に梅の花がきれいだったので、今年も家族で観賞したいなと思って足を運んだ。今日は天候も良く、花もきれい。帰りにお土産を買うのも楽しみ」と話した。
南部梅林では3月3日までの期間中、土日曜と祝日にさまざまなイベントが開かれる。11日には午前10時~午後4時、梅料理や梅酒が味わえ、梅ジュース作り体験などができる「みなべ味わい祭り」や体を動かす「梅林エクササイズ」がある。イベントの詳細は「梅の里観梅協会」のフェイスブックページで発信している。
片山会長(41)は「梅がようやく咲きそろってきて、お客さんも増えてきたので、今日から本格的にスタートという気持ち。土日曜や祝日にさまざまなイベントを企画しているので、ぜひ足を運んでください」と話している。
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9日に開園した田辺市上芳養の紀州石神田辺梅林は咲き始め。11日は午前11時から「梅花祭」が開かれ、午後2時から餅投げがある。
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