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ワインがつなぐ縁 厚真町に沖縄浦添市から支援金

ワイン開発で生まれた縁を大切にしたいと支援金の目録を手渡した松本市長(左)

 沖縄県浦添市の松本哲治市長が6日、厚真町役場を訪れて胆振東部地震の復興に活用してほしいと支援金30万円を寄付した。両自治体は互いの特産品を使用したワインを共同開発しており、その縁が今回の支援につながった。

 両自治体と苫小牧工業高等専門学校、浦添市シルバー人材センターが商品化した。ワインは、浦添市の特産品、島桑の果実と厚真町の特産品ハスカップを使用。フランス語で太陽の桑果実を意味する「Mure de soleil(ミュール・ドゥ・ソレイユ)」(750ミリリットル・税込み5400円)として180本を製造し、浦添市内の飲食店などで昨年12月に販売した。すでに完売したという。

 町と苫小牧高専が加わったのは、ワイン製造の過程で同市と同シルバー人材センターが、沖縄高専から食品加工などを研究している苫小牧高専の岩波俊介教授を紹介されたことがきっかけ。岩波教授がワインのほどよい酸味を出すのに厚真産のハスカップを使うことを提案した。

 支援金は市から20万円と市職員806人からの10万円で、松本市長が近藤泰行副町長に手渡した。松本市長は「北と南で距離は遠いが、復興に力を貸していきたい」と述べ、「今年もワインを製造するので協力をお願いします」と話した。

 今年は11月中旬ごろに発売する計画。300本を製造する見込みで、厚真町でも販売する予定だ。

 近藤副町長は「被災したハスカップ農家の励みになる。沖縄の人に厚真産ハスカップを知ってもらいたい」と話していた。

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