軽トラに「小さな家」 キャンピングカー自作
丸山さん自作の軽トラキャンピングカーと室内の様子
茅野市金沢の丸山時彦さん(70)が、軽トラックの荷台を居住スペースにしたオリジナルのキャンピングカーを自作した。高価なキットは用いず、ホームセンターで購入した材料を加工して組み立てた”オールハンドメード”。遠出はまだだというが「いつかは四国八十八カ所巡りもしたい」と胸を膨らませている。
丸山さんは、ものづくりが趣味だといい、自宅敷地内には、単管パイプを組んだ六角屋根のバーベキュー小屋や、木製の古電柱を仕入れて建てたログハウスもある。
軽トラキャンピングカーは、テレビやネットなどで知っていて、旅行先で気楽に寝泊まりできることはもとより、小回りが効き、狭い場所にも入っていけることに魅力を感じた。所有する農作業用軽トラに目を付け、昨年暮れまでに、5カ月掛けてほぼ完成させた。
荷台に取り付けた”小さな家”は全長約3メートル、幅1・4メートル、地面からの高さは2・5メートル。あくまで荷物扱いとなるため、許可される範囲で作った。内部は1ルームだが、ソファ兼ベッドが2組とシンク、コンロ、換気扇、照明、暖房器具、バッテリーも装備。居住スペースは必要に応じて脱着でき、トラックは農作業用にも使える。費用は約23万円だったという。
丸山さんは「思ったより広くて居心地がいい。本を見たりして楽しく作れた。興味のある人は見に来て」と話している。
関連記事
翻訳アプリで会話実習 外国人観光客に対応 長野県伊那市観光協会
長野県伊那市観光協会は5日、外国人観光客を迎えるため、スマートフォンを使った翻訳アプリの講習会を市防災コミュニティセンターで開いた。新型コロナウイルスの5類移行もあってインバウンド(訪日外国...
農家民泊と桜の花見組み合わせ 伊那市観光協会が新ツアー 長野県
長野県の伊那市観光協会は、都市部や海外の旅行客に宿泊施設や農業体験を提供する農家民泊と観桜期の花見を組み合わせた新たなツアー「ぐるりさくら旅」を企画した。4月1日と4日の各1泊2日で、郷土食作...
40年ぶりに新調 重文・片倉館全和室の畳表
長野県諏訪市湖岸通り4の重要文化財・片倉館は今月、館内全和室の畳表を約40年ぶりに新調した。これを機にイベントや展覧会、会議など外部利用者への貸室事業に力を注ぐ。 同館は1928年(昭和3年...
まるで桜、横谷温泉 蓼科に「雨氷」 長野県茅野市
ぽかぽか陽気から真冬の寒さに逆戻りした22日、標高の高い地域では前夜からの雨が木などに付着して凍った「雨氷」が見られた。長野県茅野市蓼科中央高原の横谷温泉旅館(篠原元文社長)では、敷地内のエゾ...