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荘内日報社

イタリアから10人来庄酒蔵で仕込み体験

 イタリアで日本酒を扱っているレストラン経営者やソムリエが4日から6日までの日程で庄内地方を訪れ、蔵元での日本酒の仕込み作業を体験した。蒸した酒米の香りと蒸気が漂う中で、蔵人たちと酒造りした参加者の一人は「素晴らしい経験だ。日本的な儀式をしているようで神聖な気持ちになった」と喜びを表現していた。

 2015年のミラノ万博を機に、県産日本酒のイタリアへの輸出量は右肩上がりで伸びている。さらなる輸出拡大を目指し、県と山形県酒類卸株式会社、山形県国際経済振興機構が昨年に続き商談会や酒造り体験を企画。今年は庄内の蔵元に、日本酒ソムリエの資格を持ち酒造工程を学びたいという10人が訪れた。

 5、6の両日は渡會本店(鶴岡市)、鯉川酒造(庄内町)、麓井酒造(酒田市)の3蔵元に分かれて酒造りを体験。このうち5日は4人が鯉川酒造(佐藤一良社長)を訪れた。

 4人は蔵人たちに教えてもらいながら、酒母づくりや蒸米作業に加わった。さらしで包んだ蒸米を肩に背負って運び、櫂(かい)入れや室(むろ)での麹(こうじ)振りなどを体験したバーテンダー学校代表のアンドレア・カゾンさん(40)は「麹を振り掛け蒸米が変わる様子はまるでマジックのよう。細部まで手作りされていることにも驚いた。山形の米で造った山形の酒をイタリアで伝えていきたい」と語り、見守ったイタリアの輸入業者は「日本酒への理解を深めた彼らが、イタリアでの日本酒の裾野をさらに広げてくれるはず」と話した。

 佐藤社長によると、4人が仕込みに加わった特別純米酒など3銘柄がイタリアへ輸出される予定という。

酒母づくりで櫂を入れるイタリアからの参加者たち=5日、鯉川酒造

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