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諏訪湖御神渡り出現厳しい 「明けの海」宣言

今季の御神渡り出現は厳しいと、明けの海を宣言する宮坂清宮司と氏子総代ら

 冬から春に移り変わる「節分」の3日朝、諏訪湖の御神渡りの判定と神事をつかさどる八剱神社(諏訪市小和田)は監視を行い、今季は御神渡りの出現は厳しいとして、「明けの海」と宣言した。6日の「小寒」から毎朝、湖の結氷状況を舟渡川河口(同市豊田)で監視してきたが、全面結氷にも至らなかった。平成に入ってから22回目の明けの海。宮坂清宮司(68)は「春のまなざしを感じる。合同監視はきょうで終わりにする」と述べた。

 総代16人が舟渡川河口(同市豊田)に集まり、双眼鏡や温度計で結氷状況を確認。沖合約50メートルまで薄氷が張り、風で押し寄せられた亀裂も見られた。4日に立春を迎えて、全面結氷は考えられないと明けの海を宣言。2季連続の出現はかなわなかった。

 今季は出現に必要とされる氷点下10度近くの冷え込みが続かず、最低気温は10日の氷点下9・5度にとどまった。薄氷が張った日は監視した29日間の約3割。日中の気温上昇や風に加えて日ごとの気温差が激しく、ほとんど翌日には解氷した。

 宮坂宮司は「昭和60年以前は全面結氷が当たり前だった」とし、「平成は全面結氷が珍しくなり、温暖化の影響もあるのでは」と述べた。宮坂平馬大総代(65)は「今年は寒い日が少なかった。監視を続けるうちに(御神渡りを)見たい気持ちも強まっていた」と残念がった。伝統的に監視役を務める渋崎地区総代の笠原清一さん(61)と藤森雅史さん(61)も毎朝湖面を観察。笠原さんは「毎朝湖のいろんな表情を見れた。来年以降に期待したい」と語り、藤森さんは「雪もほとんど降らなかった。多少期待していたので残念」と振り返った。2人は2月中旬ごろまでは監視を続け、湖面の様子を見届ける。

 今後は、今季の結果を記した注進状を15日の総代会で作成し、23日に諏訪大社に奉納する。

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