じゃんけんゲームで遊ぶ子どもたち（琴芝小で）

　山口県宇部市内の小学校のトップを切って、琴芝（藤川信利校長、３１７人）で３１日、仮入学があった。もうじき１年生になる子どもたちが、上級生と交流したり、交通教室で登下校のルールを学んだりして、小学生になる期待を膨らませた。 　琴芝には４８人が入学予定で、この日は子どもたちが保護者と共に歩いて通学路を確認しながら学校にやって来た。藤川校長が保護者に向けて「子どもたちに関する悩みは気軽に学校に相談してほしい。一人一人に向き合っていきたい」とあいさつ。同校に導入されている人型ロボット・ペッパーを紹介し、ＩＣＴ（情報通信技術）機器を活用した教育やプログラミング教育のモデル校になっているなど、同校の特色を伝えた。 　子どもたちは、１年生と教室で交流。１年生は、タブレットやスクリーン、プロジェクターを使って、自分たちが撮影した給食室やプール、中庭の写真を見せながら、小学校の様子を語った。学校紹介の後は、歌やじゃんけんゲーム、折り紙などをして仲良く遊んだ。 　体育館では、市の交通指導員による安全教室があり、横断歩道の正しい渡り方を５年生と一緒に練習したり、○×ゲームで安全な登下校の仕方を学んだりした。市内の仮入学は、１５日までに全校で行われる。来年度の入学予定者数は３１日現在１２８５人。