生産者が丹精込めた冬の花が集まる信州フラワーショー・ウインターセレクション＝伊那市のＪＡ南信会館

　冬を彩る切り花や花木を集めた「信州フラワーショー・ウインターセレクション」が１月３１日、伊那市狐島のＪＡ南信会館で始まった。上伊那や諏訪地方などから３６９点が出品され、審査の結果、最高賞の農林水産大臣賞には酒井弘道さん＝伊那市＝のアルストロメリアが輝いた。２月１日まで一般公開する。

　上伊那が全国一の生産量を誇るアルストロメリアや、諏訪地方の高地で生産が盛んなアネモネ、南信州のダリアなどが並び、豊かな色彩で来場者の目を楽しませている。通年栽培のアルストロメリアは昨夏の猛暑で夏出荷に影響が出たが、今冬は雨や雪が少なく「花きの生育や品質は全般的に良好」と担当者。「今回も良質な花がそろった」としている。

　ＪＡ全農長野と同花き専門委員会の主催で５０回目。県や市場の関係者を交えて形や色などを審査した。１日の一般公開時間は午前９時～午後１時。出品花は予約販売をしている。