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紀伊民報社

「たなべ未来創造塾」に注目高まる

地元金融機関との意見交換会で、融資のポイントを聞くたなべ未来創造塾の塾生ら(田辺市東陽で)

 和歌山県田辺市の「たなべ未来創造塾」に、視察や交流会の依頼が相次いでいる。地域課題の解決をビジネスの視点で考える人材育成を目指した塾で、現在3期目。2期24人の修了生のうち、約7割が起業や新商品開発など新たな取り組みを実践。塾生同士や他の若手事業者との連携も生まれ、注目度が高まっている。

 26日には、中小企業の若手後継者らを対象にした県の人材育成事業「わかやま塾」の修了生5人が、市文化交流センター「たなべる」(田辺市東陽)であった「未来塾」の講義を視察。講義後に未来塾の3期生、修了生と交流した。
 「わかやま塾」4期修了生で印刷会社社長の清水雅司さん(50)=和歌山市=は「未来塾は職域にとらわれず、地域課題に向き合っている」と刺激を受けた様子。「地域内で人と人の関係が密なのはうらやましい」と話した。
 23日には「たなべる」で、「未来塾」と地元金融機関との意見交換会があった。金融機関側は紀陽銀行、きのくに信用金庫、日本政策金融公庫の融資担当者が出席。塾生から融資のポイントについて質問があり「動機が非常に重要。事業を通じてどんなことをしたいのか。そのための準備をどうしているかを見ている」などと答えた。
 意見交換会を呼び掛けた近畿財務局和歌山財務事務所の花田一夫所長は「雇用や地域活性化につながる起業支援に力を入れている。起業家に聞き取りすると、資金調達や人材確保で苦労している。これまで培ってきたネットワークで支えたい」と話した。
 1月はほかにも、市が東京で開講している関係人口養成講座の受講生が、塾生の活動現場を訪問して交流。昨年10月には海南市役所の職員が「塾」を視察した。2月9日の3期修了式には富山県魚津市から人材育成事業「魚津三太郎塾」の塾生が視察に訪れるという。

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