ブラジルから日系の青年ら来県

座禅体験をする日系ブラジル人ら(常栄寺で)
日系3、4世ら県とゆかりのあるブラジル人の青年10人が28日に来県し、山口市宮野下の常栄寺(今井宏泉住職)で座禅を体験するなど、歴史・文化に触れながらルーツ探しの旅を楽しんでいる。 いずれもブラジル山口県人会がサンパウロで開いた「山口県歴史・文化講座」の修了生で、県が総務省の委託事業として初めて受け入れた。期間は2月3日までの1週間。山口、萩、下関、岩国市などを視察し、ホームステイも体験する。 29日は、県庁での村岡嗣政知事への表敬訪問や県庁近くにある国宝の瑠璃光寺五重塔(香山町)の見学後、常栄寺を訪問。禅堂で座を組み、緊張した面持ちで静かに自分自身と向き合った。今井住職から全員が警策で背中をたたいてもらい、すがすがしい表情で禅体験を終えた。国指定史跡・名勝の雪舟庭の見える本堂で、寺の歴史などを聞きながら、禅とゆかりが深い抹茶の接待も受けた。 祖父が柳井出身という大学院生は「4年前にも来日しているが、山口県を訪れたのは初めて。いろんな文化が混在しており、自然が美しい」と話した。今回の視察にも組み込まれている長門市の元乃隅神社はブラジルでも有名で、「自分の目で見られるなんて幸せ」と楽しみにしていた。
関連記事
ブリュード・プロテイン使用コレクション スパイバーとゴールドウイン 5ブラ..
鶴岡市のバイオベンチャー・スパイバー(関山和秀代表執行役)とスポーツ用品大手ゴールドウイン(東京)は24日、スパイバーが開発した構造タンパク質素材「ブリュード・プロテイン」を使った15アイテムを、ゴ...
水ごり体験場が完成 熊野詣の前に身を清め
和歌山県上富田町は、同町岩田の稲葉根王子跡近くに、水ごり体験場を整備した。かつて熊野詣での際に人々が身を清めたとされる場所で、観光資源として生かしたいという観光関係者の声を反映させた。 稲葉...
ベンチ寄贈 上厚真小6年生 厚南会館と宮の森こども園に 地元の木材で製作 厚真
厚真町の上厚真小学校(圓山芳史校長)の6年生が地元の木材で作ったベンチ2脚が29日、町に寄贈された。総合学習の一環として児童20人が林業について学び、町内事業者の協力を得ながら植樹や伐採を体験した...
市内にもWBC効果 バッティングセンターに列、書籍も人気【宇部】
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表が14年ぶり3回目の優勝を決め、日本中に歓喜と興奮をもたらした。宇部市内でも侍ジャパンの活躍に触発され、バッティングセンターに連日通った...