東海大の湯澤選手 駒ケ根市長に箱根駅伝優勝を報告

出場した箱根駅伝を振り返る東海大の湯澤舜さん
2、3日の第95回東京箱根間往復大学駅伝競走で第2区を力走し、チームの総合優勝に貢献した駒ケ根市出身の東海大学4年生湯澤舜さん(22)が28日、同市役所に杉本幸治市長を訪ね、駅伝の抱負や今後の目標を伝えた。湯澤さんは「駅伝で応援していただいた皆さんに感謝したい。今後は実業団でマラソンに励みたい」と笑みを浮かべた。
箱根駅伝初出場の湯澤さんは、最長区間となる2区(鶴見―戸塚間、23.1キロ)を任された。1時間8分5秒のタイムで走り、東海大の順位を6位から5位に上げた。往路2位に付けた東海大は最終的に10時間52分9秒で初の総合優勝に輝いた。
湯澤さんは「調子が良かった昨年、代表に選ばれなかった悔しさを今年のレースにぶつけた。自分は前を行く選手との差を最低限に抑える走りを意識した」と回想。「(復路1位でスタートした)東洋大学との差が縮まった7区で優勝を意識した。優勝は素直にうれしかった」と話した。
卒業後は実業団のあるSGホールディングス(佐川急便グループ)に入社し、マラソン選手を目指す計画。3月3日の東京マラソン2019に出場する意向で「初めてのフルマラソン出場。スタート位置が後方なので記録は期待できないかもしれないが、2時間15分台を目指せば次につながると思う」と話した。
杉本市長は「レースはテレビで見たが、湯澤君の走りは大勢に感動を与えたと思う。今後は五輪の代表選手を目指してほしい」と期待した。
湯澤さんは同市市場割出身。長距離走に励んだ姉の影響を受けて同市赤穂南小1年の時に走り始め、同市東中、東海大三高を経て東海大へ進学。中学、高校、大学の全てで長距離走の全国大会に出場している。
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