酒田日本海寒鱈まつりにぎわう
庄内の冬の味覚寒ダラを味わう「第32回酒田日本海寒鱈(かんだら)まつり」が26日、酒田市の中通り商店街をメーン会場に開幕。寒空の下、大勢の家族連れらが熱々の寒ダラ汁などを味わっている。27日(日)も行われる。
地元の食文化の魅力を発信し冬季の観光振興につなげようと、市や市内の商工・観光団体などで実行委員会を組織し、毎年この時期開催している。今年は26、27の2日間、中町モール、中通り商店街、さかた海鮮市場、中央公園で実施し、白子や岩ノリなどが入った寒ダラ汁を1杯600円で提供。
初日の26日は、時折晴れ間も見える好天となり、午前10時半の開始とともに大勢の家族連れが会場に足を運んだ。訪れた人たちは寒空の下、大鍋から提供される熱々の寒ダラ汁に舌鼓を打った。

湯気が立ち上る大鍋から熱々の寒ダラ汁が提供された
夫婦で訪れた同市亀ケ崎五丁目の大滝三好さん(60)は「毎年楽しみにして来ている。寒い中食べるこの時期の寒ダラは最高」と笑顔を見せていた。
中央公園では「酒の酒田の酒まつり」として酒田市・遊佐町の9蔵元が新酒を1杯100円で提供。秋田・酒田交流事業として秋田市の地酒やきりたんぽ鍋も販売。中通り商店街では「食の都庄内」親善大使による寒ダラ料理の販売も行われ、にぎわっていた。
27日は午前10時半から午後3時まで(寒ダラ汁・酒の販売は午後2時ごろまで)。市消防出初め式(午後0時10分―)や世界の料理フェア(午前11時―)も開かれる。
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