新「きたかみ」就航 苫小牧西港、船内で歓迎セレモニー-太平洋フェリー

苫小牧西港に初入港した新「きたかみ」
苫小牧―仙台―名古屋間で旅客フェリーを運航する太平洋フェリー(愛知県・志甫裕社長)の新造船「きたかみ」(総トン数1万4000トン、定員535人)が25日午前、苫小牧港・西港に初入港し、船内で歓迎セレモニーが開かれた。同名の現行船が老朽化したため全室個室化した新造船に入れ替えた。苫小牧港開発の石森亮社長ら関係者約10人が出席し、入港を祝った。
志甫社長は「お客さまの使いやすさを重視した。航空機では味わえない空間の広さを満喫してほしい」とあいさつ。川尻稔船長は「先代の『きたかみ』に負けない歴史と思い出を作りたい」と述べた。終了後には関係者約350人が船内を内覧した。新「きたかみ」は25日午後7時に仙台港に向けて初営業運航を行う。
新造船は「スペーストラベル」がコンセプト。宇宙船の旅をイメージした雰囲気で船内を演出し、同社初のペット対応の客室導入などプライバシーの確保や機能性向上を実現させた。自動で航行速度を調節する航海システムも搭載。燃費向上など国土交通省の内航船省エネ格付け制度(暫定)で2番目に評価が高い星三つを取得している。
3月24日には苫小牧港で一般向け見学会も行われる。申し込みは同社ホームページ(http://www.taiheiyo‐ferry.co.jp/index.html)から。
問い合わせは船内見学会事務局 電話052(582)8622。
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