田原福江小児童がノリの収穫体験
地元で盛んなノリ養殖について学ぼうと、田原市立福江小学校の5年生26人が24日、学校近くの海岸でノリの収穫に挑戦した。凍てつく強風の中、児童たちは網についたノリをむしり取って、漁業の大変さを肌で感じていた。 同校は、5年生がふるさと学習の一環として、20年ほど前から地元の漁師髙橋信夫さん(76)に教わりながら、黒ノリと青ノリの養殖過程を学んでいる。 児童たちは昨年、ノリが育つ網を支える支柱を埋め込む竹打ちや、ノリの胞子が付着した網の設置を体験した。
この日は、海に水平に設置した網5枚から垂れ下がるノリを、軍手をした手で次々と収穫。伊藤美羽さん(11)は「収穫しにくくて驚いた。漁師さんたちは大変。大好きなノリをもっと味わって食べます」と話した。 髙橋さんによると、生育は順調だったが、昨日からの強風でのりがちぎれてしまい収量が減少。それでも児童たちはこの日、約50㌔を収穫し、25日にはノリすきを行う。出来上がったノリは後日、全校児童に振る舞われる。
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