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荘内日報社

こんがり豆腐焼き

 鶴岡市黒川地区で19、20の両日、春日神社の例祭「王祇祭」(2月1、2日)で振る舞われる凍(し)み豆腐料理の仕込み作業「豆腐焼き」が行われている。上座、下座それぞれの住民たちが協力し合い、豆腐をこんがりと焼き上げている。

 王祇祭では上座・下座の両当屋や春日神社で黒川能(国指定重要無形民俗文化財)が奉納上演される。凍み豆腐料理は各当屋で、幕あいなどに振る舞われる祭りの名物。今年の当屋は上座が渡部俊美さん(79)=上の山、屋号・仁兵衛、下座は秋山武弥さん(75)=小在家、屋号・四五右衛門。

 このうち下座の秋山さん方では、敷地内に特設した小屋に縦約5メートル、横1・8メートルほどの、おからと木枠で作った大きないろりが設けられた。19日は朝から地区民30人余が入れ替わりながら作業。まきが次々とくべられ燃え盛るいろりの土手を、串に刺した豆腐と地区民がずらりと囲んだ。

 目の前の炎の熱さから顔を守る段ボールと竹ざおを手に、焼き加減を互いに指示し合いながら次々と焼き上げていた。お神酒を酌みながら「うめちゃ、熱っちぇちゃ、煙てっちゃ」「ほろけるな、そごの2本いいあんべだ」などと方言と笑い声が飛び交い、伝統行事で絆を深めていた。2日間で約5000本の豆腐を焼くという。

まきが燃え盛る大きないろりを囲んで伝統の「豆腐焼き」が行われた=19日、下座の秋山さん方

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