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紀伊民報社

「南紀熊野ジオパーク」が再認定

橋杭岩の前でジオパーク再認定を喜ぶ関係者(18日、串本町くじの川で)

 和歌山県の紀南9市町村に広がる「南紀熊野ジオパーク」が18日、国内の貴重な地質遺産「日本ジオパーク」に再認定された。「多くの人が楽しんで活動している」ことなどが評価された。

 国内の地球科学研究者らでつくるジオパークの公式認定機関「日本ジオパーク委員会(JGC)」が同日午前中にあった会議で、南紀熊野を含む国内のジオパーク6件の再認定について審議。午後にそれぞれの可否を発表した。
 南紀熊野については、ガイドをはじめ、各種団体や事業者、県、市町村が国立公園とも協力して教育や保全、ツアー活動を楽しみながら繰り広げていることが評価された。この4年間で自然や文化などを保全し、価値を伝え、地域の活性化に生かすことの土台ができ始めているという。
 南紀熊野のほか、八峰白神(秋田県)、霧島(宮崎県)、苗場山麓(新潟県・長野県)が再認定。立山黒部(富山県)、天草(熊本県)が条件付き再認定となった。
 南紀熊野は2014年8月に日本ジオパークに認定された。エリアは新宮市、上富田町、白浜町、すさみ町、串本町、古座川町、那智勝浦町、太地町、北山村の9市町村と奈良県十津川村の一部。見どころとして107カ所が選定されている。ガイド組織があり、ツアーや体験イベントを企画するほか、ジオパークにちなんだスイーツ、料理、弁当などが作られている。7月には串本町潮岬にジオパークセンターが完成する予定。
 日本ジオパークを維持するためには4年に1回、JGC委員らの現地調査により、地質遺産の保全や活用、前回審査時からの活動の進展などについての審査を受け、再度認定されなければならない。
 JGC委員らが昨年11月5~8日に紀南地方を訪れ、ジオパークガイドの案内ですさみ町の「フェニックス褶曲(しゅうきょく)」、串本町の「橋杭岩」、那智勝浦町の「ゆかし潟」、北山村の「筏師の道」などを巡り、体験もするとともに、各市町村の首長や担当職員、ガイドらに聞き取りをした。委員らは「多くの人たちが自分のこととして楽しく活動しているのがよかった」と好印象を示していた。

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