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長野日報社

伊那西高演劇クラブ 県文で21日公演

ベルが妄想に襲われる場面を練習する伊那西高校の演劇クラブ

 伊那西高校(伊那市)の演劇クラブは21日午後2時から、同市の県伊那文化会館小ホールで3月公演を開く。1、2年のクラブ員をはじめ、卒業生ら19人が出演。1年間取り組んできた劇「奇聞・ワトソンの回想」の演出とキャストを大きく変え、新たな表現で演じ上げる。

 劇は、電話を発明したベルをモデルにしたストーリー。ベルは助手のワトソンと実験を繰り返し、音声の送信に成功。聴覚障がい者の教育にも携わり、生徒だったメイベルと出会う。情報を迅速に伝える手段を作れば、デマによって人々が疑心暗鬼になる社会は終わると考えていたが…。スマートフォンなど現代のコミュニケーションツールや人間関係などを描いている。

 昨年6月末の文化祭「西高祭」を皮切りに、9月の第38回上伊那地区高校演劇合同発表(同会館)、11月の第34回県高校演劇合同発表会(上田市)で上演した。

 3月公演で4度目の発表になるが、今回はベルの生涯と人間関係に焦点を当て、演出を大幅に変更。キャストもすべて入れ替えた。3年生の引退後、改めて台本読みに時間をかけ、場面展開や登場人物への理解を深めて演技に磨きをかけてきた。「全体の雰囲気、場面の見せどころが変わっている。それぞれの役を際立たせているので一人ひとりの演技を細かく見てほしい」と主演を務める2年の野溝りのあさん(17)は話す。

 クラブ長で2年の上嶋奈々さん(17)は「これまでの上演とは違った形で楽しめる。支えてくれた多くの人に感謝しながら演じたい」と来場を呼び掛けている。入場無料。

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