成人の日（14日）を前に13日、東三河各地で成人式や祝賀会が開かれた。晴れ着や真新しいスーツなどに身を包んだ新成人で華やかなムードに包まれた会場。自治体のトップ、地域の代表者らがはなむけの言葉を贈り、新しい時代を支えるの地域たちの今後の活躍に期待を寄せた。

　プロ野球中日ドラゴンズの藤嶋健人投手（20）は、出身地・豊橋市の栄校区成人式に臨んだ。小学２年から軟式野球チーム「栄ドリームズ」に所属し、中学から硬式野球チーム「東三河ボーイズ」に所属した藤嶋さん。この日は、新成人を代表して登壇し「すべての人に夢と希望を与えることを誓う」と決意を述べた。 　同校区の新成人は１２２人。校区自治会の伊那史年会長が「きょうから一人前の大人の世界へようこそ。若さと情熱を社会や自分のために生かしてください」と期待を込めてお祝いの言葉を贈った。 　多くの旧友と再会した藤嶋さんは式典後、同級生らからのサインや写真撮影の求めに快く応じ、多くの新成人の親たちからも声を掛けられていた。 　藤嶋さんは「成人式の節目を迎え、これからもっと野球を頑張ろうという気持ちになりました」と決意を新たにした。今はシーズンオフだが、休みは特になく、食事をしっかり摂って睡眠は毎日最低でも６時間確保するなど体調管理に努め、トレーニングを続けていくという。