世の中「七分一厘」 箕輪南宮神社で御筒粥神事
釜揚げされ早速、神職に託される御筒粥=箕輪南宮神社
箕輪町木下の箕輪南宮神社で12日夜、新しい1年の世相や農作物の作況を米の粥で占う「御筒粥神事」が行われた。同神社で開く例祭(初祭り、~13日)の宵祭りに行う恒例の行事。釜でヨシの筒粥を炊き、米の入り具合で出来を見通す。ご託宣によると今年の世相は「七分一厘」と、昨年に比べ二厘上回った。
占いは世相のほか、作物の各種と四季の気候を加えた計37項目にわたる。項目と同じ本数のヨシを筒状に編んで束にし、米5合、小豆3合、を大釜で2時間程度炊いた後、束を釜から引き上げ、ヨシを一本ずつ割って占った。
作物の出来は「極上」がナスやタマネギ、ナシなど。ゴボウやクリ、カキが「上々」、一方で苗代やアワ、キャベツが「下」だった。気候は春と冬が「下」、夏が「上々」、秋が「上」と、作物の生育期が上向きとなった。
唐沢克忠宮司は「昨年がいまひとつよろしくなかった分、今年は少し盛り返した。新しい元号にもなる年でもあり、良さが期待できそう」と結果について見立てた。
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