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18日からホテル雅叙園東京「百段雛まつり」 酒田から雛人形や傘福出展

 本県を含む東北3県の旧家や文化施設が所蔵する雛(ひな)人形などを集めた「百段雛まつり―青森・秋田・山形ひな紀行」が、今月18日(金)から東京都目黒区の結婚式場「ホテル雅叙園東京」で開かれる。華やかな雛人形の数々がひと足早く都内に「春到来」を告げるもので、今年で10回の節目。酒田市からは2010年の第1回以来となる「加藤家の古今雛」などが出展される。

 東京に居ながら、各地に伝わる貴重な雛人形を楽しんでもらおうと、ホテル雅叙園東京を運営する「目黒雅叙園」(東京都)がケヤキの階段廊下「目黒雅叙園『百段階段』」(東京都指定有形文化財)沿いに並ぶ部屋を会場に開催している恒例の雛祭り。10年と翌11年の本県を皮切りに、これまで京、越後・信州・栃木、九州、近江・美濃・飛騨などに伝わる貴重な雛人形を紹介。雅叙園によると、9回合わせて延べ55万人余が鑑賞に訪れたという。

 今回は青森、秋田、山形3県に受け継がれてきた貴重な雛人形を紹介。普段は山居倉庫「酒田夢の倶楽『華の館ミュージアム』」(酒田市山居町一丁目)に展示されている高さ約40センチを誇る「加藤家の古今雛」を「清方の間」に、第1回から企画全体をプロデュースしている工藤幸治酒田あいおい工藤美術館長(同市芸術文化協会長)が所有する芥子(けし)雛、木目込雛、庄内姉様人形と、庄内傘福研究会(会長・工藤館長)が制作・監修した傘福26基を「漁礁の間」にそれぞれ展示。また、同市日吉町一丁目の菓子店「小松屋」の雛菓子も。本県からはこの他、河北町紅花資料館所蔵の古今雛などが並ぶ。

 11日にあいおい工藤美術館(相生町一丁目)、加藤家(緑町)などで都内に向けた搬送作業が行われ、美術品専門の運送業者が丁寧に人形を梱包(こんぽう)した。工藤館長は「山形を皮切りに始まった展示会が10回の節目を迎え、うれしい。今回も山形が誇る雛文化を広く紹介したい」と。目黒雅叙園学芸員の梶野桜さんは「雛人形に関心を持っている人は全国、全世界に数多くいる。百段階段を象徴するイベントとして末永く続けていきたい」と語った。

 百段雛まつりは18日に開幕し、3月10日(日)まで。工藤館長によると、「加藤家の古今雛」は会期終了後、同15日(金)から再び、華の館ミュージアムに展示され、市内の旧家や文化施設が所蔵する雛人形を巡るイベント「春灯し、酒田雛街道」=3月1日(金)―4月3日(水)=に花を添える。

今年の「百段雛まつり」のリーフレット。表紙を飾るのが「加藤家の古今雛」(左)搬送作業で美術品専門の運送業者が丁寧に梱包=11日午後、酒田市緑町の加藤家

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