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荘内日報社

酒井家の鶏飯、白身魚クリームスープ

 今年本番を迎える新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン(DC)に合わせて、庄交グループの庄交価値創造研究所(理事長・國井英夫庄交コーポレーション社長)が商品化した食事メニュー「旧庄内藩主 酒井家鶏飯(けいはん)」と「庄内浜 旬の白身魚のクリームスープ」のお披露目食事会が9日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で開かれた。

 10月1日から12月31日まで展開される同DCのテーマである「日本海美食旅(ガストロノミー)」の目玉料理として、2品を商品化したもの。

 酒井家の鶏飯は、鶏肉を細かくたたいて、ゆで卵の白身と黄身を刻んでご飯の上に載せ、鶏のスープを掛けて食べる。旧庄内藩主・酒井忠篤公が明治維新後に、西郷隆盛の教えを請おうと約70人の藩士を伴って鹿児島に滞在した際に、現地の名物である鶏飯に触れ、酒井家へ伝えたとされる。その後酒井家では代々受け継がれ、日常的に食卓に並ぶ定番料理となっているという。

 一方、旬の白身魚のクリームスープは、もともとは鶴岡商工会議所青年部(川上竜介会長)の昨年10月の60周年記念式典に合わせて、鶴岡中央高総合学科3年の加藤翼さん(17)がレシピを考案。式典後、地産地消の料理として着目され、同DCの商品として売り込んでいくことになった。タラの白身、とろみ付けのジャガイモ、牛乳、色合いのアクセントとしてだだちゃ豆などを使った一品。加藤さんによると「若者の魚離れを防ぐ一助にもなれば」との思いを込めたという。

 酒井家の鶏飯は、同ホテルのレストランモナミ、庄内観光物産館で提供中で、地元産野菜の天ぷら、ごま豆腐、卵寒天、薬味などが付いて1500円(税込み)。白身魚のクリームスープは、レストランモナミのコース料理に組み込まれている。

 この日のお披露目食事会にはJRや県、市など関係各所から合わせて25人が出席。國井社長が「DC本番、庄内空港LCC就航の期待と庄内の観光の情勢が整いつつある今年を、ターニングポイントにしなければならない。新メニューは庄内の郷土料理として定着させられれば」とあいさつ。2品の背景がそれぞれ紹介された。

 酒井家第18代当主の酒井忠久さんは「忠実に再現されている」と太鼓判。「慣れ親しんだ家庭の味が、このように広まる機会を得られてうれしく思う。歴史にも触れながら味わっていただければ」と話した。

 そのほか出席者からは「南洲翁、忠篤公ゆかりの歴史とともに恐れ多くいただいた。スープの商品化も将来のある地元高校生にとって意義のあること」「鶏飯は見た目も素晴らしくヘルシー」などと感想を述べていた。

新潟県・庄内エリアDCに向けた目玉料理を味わうJRや県、市の関係者

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