「小寒」も各地で夏日 晴れ間に海水浴楽しむ
「小寒」を前に気温が上昇した八重山地方。ビーチでは海水浴を楽しむ観光客の姿が見られた=5日午後、フサキビーチ
きょう6日は二十四節気の一つ「小寒」。この日から2月4日の「立春」までを「寒の内」といい、一年で最も寒い時期とされる。しかし、今年の冬は寒さが長続きせず、昨年12月から夏日を観測するなど、暖冬傾向が続いている。
5日も竹富町志多阿原(シタアバル)で27.7度、波照間で27.3度とそれぞれ平年を5.7度から6.1度上回り、1月の観測史上最高となった。最低気温は石垣市盛山の20.8度が最も低く、各地とも21度台を記録した。
前線の影響で曇りや雨が多い一日だったが、午前中は晴れ間ものぞき、海岸では海水浴をして楽しむ親子連れや観光客の姿が見られた。
東京都世田谷区から観光で10年ぶりに石垣島を訪れた小泉周平さん(42)一家は同日午後、フサキビーチでシュノーケリングを満喫。4日には「ドルフィンスイム」を楽しんだという。
魚を見るのを楽しみにしていた長女の奏生(かない)さん(9)は「大きい魚がいて捕まえたかった。海の中はそこまで寒くなかった」、次女の咲生(さき)さん(6)は「しましまの魚がたくさんいてきれいだった。イルカと一緒に泳いだことが一番の思い出。太っちょのイルカがいた」と満足そう。
周平さんと妻の恭子さんは「天気があまりよくないことを分かった上で来ている。東京より暖かくて過ごしやすかった。今度はもう少し暖かい時期にまた来たい」と語った。
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