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長野日報社

道具それとも鑑賞用 津軽海峡を越えた和田産「黒曜石」

 長野県下諏訪町と長和町境にある和田峠周辺の「和田エリア」で産出した黒曜石で作られた矢尻二つが今月、北海道で新たに見つかり、諏訪地方でも話題となっている。直線距離にして約650キロ。なぜ矢尻は津軽海峡を越え遠方まで運ばれたのか―。

 下諏訪町の国史跡・星ケ塔黒曜石原産地遺跡の発掘調査に携わる諏訪湖博物館・赤彦記念館の宮坂清館長(53)は「先端に矢尻が付いた矢と、弓をセットにした道具として北海道に渡ったのではないか」と推定する。「矢尻だけでなく、道具として考えることも必要で、道具の一部の矢尻が発掘されたとみることもできる」とする。

 新たに見つかったのは北海道木古内町の縄文時代の遺跡「幸連5遺跡」。二つの矢尻は別の場所から出土した。

 北海道埋蔵文化財センター(江別市)は「弓などは(腐って)見つからないこともあり、物と物を交換した可能性はある」として、宮坂館長の「道具の一部」という考えを否定はしない。

 ただ、北海道の地元では人によって「お守りにした」「イノシシの肉と一緒に本州から入ってきた」とする見方もあると説明する。

 宮坂館長は「良質な矢尻や、矢羽を付けた諏訪ブランドの弓矢が、威信材として流通した可能性も捨てきれない」とも指摘。矢尻は使われた痕跡が見られないとして「飾って楽しむコレクション、鑑賞用の弓矢ではなかったかとも考えられる」とする。

 北海道では木古内町近くの福島町の館埼遺跡で2009年に霧ケ峰産の矢尻が見つかり、青森県の三内丸山遺跡からも霧ケ峰産の矢尻が発掘されている。

 宮坂館長によると、長野県産の矢尻は東北の秋田県や山形県で有力な出土例がない。このため、北海道への経路は陸路ではなく海路が有力と指摘。新潟県からヒスイとともに舟で日本海を北上。対馬海流に乗って三内丸山遺跡に到達した後、交流のあった北海道の海に面した集落に運ばれたのでないか―と推測する。

 北海道埋文センターによると、これまで北海道では和田エリア産の黒曜石の原石は見つかっていない。

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