留学生が帰国前に記念植樹

植樹したイチョウの木を囲む参加者たち(常盤公園の国際交流の森で)
山口県宇部市の宇部留学生交流会(中村秀明会長)の卒業記念植樹会が13日、常盤公園内の「宇部国際交流の森」で開かれた。帰国を控えた留学生や家族ら20人が参加。高さ約3メートルのイチョウの木を植えて、末永い友情を誓った。
植樹は2001年2月、市内に住んでいた中国人留学生の子どもが交通事故で亡くなり、両親が市社会福祉協議会に寄付をしたのがきっかけ。浄財を「市民との国際交流促進に生かしてほしい」との意向に沿って、植樹をすることになった。市と留学生交流会が話し合い、市民の温かい支援の下で暮らす留学生の思い出として、石炭記念館の近くを国際交流の森に。実際には05年から植樹を始め、鳥インフルエンザの影響で中止した11年を除き、毎年継続。今年が13回目で、植えたイチョウの数は計22本になった。
中村会長は記念植樹の経緯を伝え「これでさよならではなく、植えた木をまた見に来て」と呼び掛けた。植樹後は、東梶返1丁目の常盤工業会館で送別会を兼ねた夕食懇親会もあり、帰国や就職で宇部から巣立つ留学生たちと会員らが別れを惜しんだ。
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