ハーブの新商品開発へ 北部地域の活性化目的

命草(ぬちぐさ)利活用講習会でシナモン(オキナワニッケイ)の味や匂いを体感する受講者ら=20日午後、伊原間公民館
北部地域の活性化を目的に、身近なハーブの利活用を市民に教える「命草(ぬちぐさ)利活用講習会」(市北部農村集落活性化協議会主催)が20日午後、伊原間公民館で始まった。北部在住者を中心とした受講者24人がハーブを使った商品の開発を目標に、2019年2月28日まで、全8回の講座を通して、石垣島のハーブの特性、加工方法や商品表示などについて実践を交えて学習する。講師は石垣島ハーブスクールの嵩西洋子代表。
20日午後、初回の講習会で嵩西さんは「恵まれた亜熱帯気候の中、海風を受けて育つ石垣島のハーブは匂い、食感、味、全てが特別で、全国の注目も高まっている」と、石垣島ハーブの魅力や、潜在的な市場価値の高さを強調。
ピパーチとシナモンのホットミルク、ローズとローゼルの紅茶などの試飲では、受講者は葉の味や匂いを感じ取ろうと真剣な表情で味見し「発汗作用がある感じ」「ぴりりとしてるけど優しい味」などと感想を話し合った。
初参加の登野城和代さん(59)=石垣=は「全国でも石垣のハーブブームが来ていると感じている。畑で育てているハーブを市場に持っていけるよう、商品化の方法を学びたい」と意気込みを語った。
同事業は農山漁村振興交付金を活用し、2015年に5カ年計画でスタート。ことしで3年目。
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