中学生の視点で空き家対策 岡谷北部中でプレゼンテーション

空き家の活用法などをプレゼンする生徒
長野県の岡谷市岡谷北部中学校1年2組の生徒26人は19日、空き家に関する対策案や活用法のプレゼンテーションを行った。市内の空き家が増加傾向にあることを踏まえ、身近な問題について考えるのが狙い。市都市計画課の職員を招き、中学生ならではの視点で、さまざまなアイデアを提案した。
総合学習の一環で、生徒は7月に同課の小平寛さん(48)を講師に迎え、人口減少に伴う空き家の増加と悪影響、管理や活用といった市の取り組みなどを学習。地元の空き家の実態やリノベーションによる活用事例についても学んでいる。
発表では、生徒が7班に分かれ、空き家を減らして人口増につなげる方法を提案した。時間は各3分ほど。人の集まる商業施設や、外国人観光客の宿泊施設、学生のための家や寮をつくるほか、動物と触れ合えるカフェ、競馬の関連施設として活用するといったアイデアもあった。
学生寮を提案した生徒らは「空き家なので安く貸し出せる。遠い場所から通う学生に使ってもらうことで、人口が増加する」などと紹介した。小平さんは「面白い考え方に感心した。所有者の思いも尊重しながら、みんなで考えると使い方が広がっていく」といい、「空き家について引き続き考えてほしい」と期待していた。
関連記事
新馬に熱い声援 ホッカイドウ競馬開幕 門別競馬場
2025年度の道営ホッカイドウ競馬が16日、日高町の門別競馬場で開幕した。初日は前年同日比330人増の1533人が入場し、馬券の売り上げも同8・5%増の7億962万円だった。 開幕セレモニ...
紅白の梅そろう 500年前の逸話再び 太宰府天満宮から白梅頒布 荘内神社
鶴岡市日吉町から同市内の荘内神社(石原純一宮司)境内へ移された天満大自在天神社で16日、太宰府天満宮(福岡県)から分けられた白梅の植樹祭が行われた。昨年11月に天満大自在天神社の新しい社が建立された...
西日本最大級のフラワーガーデン 25日、きらら博記念公園にオープン【山口】
県が山口市阿知須のきらら博記念公園に整備中のフラワーガーデンは、25日にオープンする。約2・5㌶の敷地に11品目、18万株の県産の花苗を植え、中国地方では最大級の規模となる。入場無料。 ...
帯広畜大卒の篠崎さん国立感染症研究所で奮闘 日英で獣医師免許
帯広畜産大を2023年3月に卒業し、イギリスで公衆衛生学の修士を取得した篠崎夏歩さん(26)が、今年から国立感染症研究所(本部東京)で働いている。畜大が持つ欧州獣医学教育機関協会(EAEVE)の...