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西郷隆盛との交流で伝わる「酒井家の鶏飯」 DCの目玉料理に

 鶴岡市の庄交コーポレーション・東京第一ホテル鶴岡は13日、明治維新後の西郷隆盛と旧庄内藩主・酒井忠篤公の交流を通じて酒井家に代々伝わる、鹿児島名物料理「鶏飯(けいはん)」を取り入れた食事メニュー「旧庄内藩主 酒井家の鶏飯~西郷隆盛ゆかりの一膳」の提供を始めた。日本海美食旅(ガストロノミー)をテーマに展開される新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン(DC)に合わせた新たなメニューとしてPRしていく。

 鶏飯は、ご飯にほぐした蒸し鶏、錦糸卵などを載せ、鶏のスープをかけて食べる鹿児島の郷土料理。忠篤公は戊辰戦争後の1870(明治3)年、西郷に学ぶため旧藩士70人余りと共に鹿児島を訪れ、5カ月間滞在し、この時に名物の鶏飯に触れ、酒井家に伝えたとされる。その後、酒井家では鶏肉を細かくたたいて、ゆで卵の白身と黄身を刻んで載せる「酒井家風」の鶏飯が代々受け継がれ、定番料理になったという。

 酒井家第18代当主の酒井忠久さんが理事を務める庄交グループの庄交価値創造研究所(理事長・國井英夫庄交コーポレーション社長)が、DCテーマのガストロノミーを検討する中で、お薦めメニューの一つとしてストーリー性のある酒井家の鶏飯に着目。「西郷隆盛ゆかりの一膳」として提供することになった。

 メニューは、酒井家に伝わる鶏飯、シイタケの甘煮とたくあん漬けの薬味、ごま豆腐、鶴岡の郷土料理の卵寒天、地元産の野菜の天ぷらなど。当面は、同ホテルのレストランモナミのランチタイムに限定10食を1500円(税込み)で提供する。今月までのプレDCに合わせて商品化し、来月以降も継続して来年10月からのDC本番につなげるほか、庄交グループの庄内観光物産館でも提供する予定。来月9日には、関係者によるお披露目会も企画している。

 庄交コーポレーションは「DCのメーンとなり得る料理として、鹿児島、西郷隆盛と庄内のつながり、150年近く受け継がれてきた物語性を合わせ、『酒井家の鶏飯』を幅広く紹介していきたい」と話している。

東京第一ホテル・レストランモナミで提供が始まった「酒井家の鶏飯」

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