いすゞ117クーペ 往年の名車古座川巡る

駐車場に並ぶ「117クーペ」(古座川町月野瀬の「南紀月の瀬温泉ぼたん荘」で)
現在は生産されていないものの、ファンからは根強い人気がある自動車「いすゞ117クーペ」約20台が8日、和歌山県古座川町月野瀬にある「南紀月の瀬温泉ぼたん荘」の駐車場に並び、来訪者の注目を集めた。
所有者らでつくる「いすゞ117クーペオーナーズクラブ関西支部」(会員27人)が主催した「古座川ナイスラリー」の一環。古座川町での開催は昨年4月以来2度目で、町が後援した。
117クーペは1981年4月で生産が終了しているが、駐車場に並んだのは手入れが行き届いた車両ばかり。見物していた人は「やっぱりええなあ」と感心したり、写真を撮ったりしていた。来訪者が気に入った1台を選んで投票する企画もあった。
9日には、催しに参加した車両が町内の虫喰岩(池野山)、滝の拝(小川)、一枚岩(相瀬)、光泉寺の大イチョウ(三尾川)を巡った。
関西支部長の伊井眞司さん(54)=大阪府枚方市=は「いすゞ自動車というと現在はトラックの印象が強いかもしれないが、117クーペに憧れを持っていた人もいたと思う。走る姿を見てもらえるとうれしい」と話した。自身は90年に中古で購入した1台を大切に乗り続けている。購入時からの走行距離は20万キロを超えているが「デザインが色あせない」と、ほれ込んでいる様子だった。
オーナーズクラブでは整備の有資格者がいるほか、「パーツセンター」も設けており、部品の交換などに対応している。所有者の中には日常生活で使っている人もいるという。
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