ネイチャー・フォトグラファー内山りゅうさんの写真展

世界遺産熊野本宮館で開かれている内山りゅうさんの写真展(田辺市本宮町で)
和歌山県田辺市本宮町の世界遺産熊野本宮館で、白浜町のネイチャー・フォトグラファー内山りゅうさん(56)の写真展「熊野の森と水~そこに息づく108の生きものたち~」が開かれている。会場では大型の写真など計120点を展示し、紀伊半島南部の美しい自然や多彩な生き物たちを紹介している。入場は無料。来年1月27日まで。
熊野本宮大社の創建2050年を記念した催し。
内山さんは東京都出身。水に関わる生き物とその環境の撮影をライフワークとしており、1999年、美しい水環境を求めて和歌山県に移住。「水のこと~水の国、わかやま。」「青の川 奇跡の清流 銚子川」といった写真集を出している。
会場には、縦120センチ、横150センチなどの大きなサイズの写真12点で、サツキの赤い花が咲いた田辺市の安川渓谷や水中から撮影した古座川町の滝の拝、那智勝浦町の那智原始林にある二の滝といった美しい自然を紹介。
また、30センチ四方サイズの写真108点では、この地で内山さんが出合った植物や哺乳類、魚類、爬虫(はちゅう)類、昆虫など、珍しいものから身近なものまで多彩な生き物を見ることができる。
内山さんは「紀伊半島南部の自然はすごく魅力的。森が豊かで水がきれいだからこそ生物が多いわけだし、その逆も言える。そういったことが、地元の方たちや観光に訪れた人たちに伝わればうれしい」と話している。
22日午後1時半からは、内山さんによるギャラリートークがある。無料。
開館時間は午前9時~午後5時で、12日は臨時休館する。
問い合わせは世界遺産熊野本宮館(0735・42・0751)へ。
関連記事
旧長野県山口村越県合併20年 元村長・加藤出さんに聞く
「平成の大合併」で県境をまたぐ初のケースとして注目を集めた、長野県木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併。2005年の合併成立から、13日で20年を迎えた。当時、合併論争は村内にとどまらず、県内...
現地で交流、視野広げる 南部高生「日仏農業高校祭」に参加
和歌山県みなべ町芝、南部高校(辻強志校長)の2、3年生3人が、フランスで7日に開かれた「日仏農業高校祭」に参加し、9日帰国した。3人は現地の高校生との交流を通じ、人との接し方や農業の規模の違い...
6月に苫東映画祭 愛好家の交流や無料上映会
苫小牧市出身の映画監督稲塚秀孝さん(74)が代表を務める苫小牧映画サークルと映画鑑賞団体全国連絡会議(全国映連)は6月28~30日、「苫東映画祭―北海道 映画の大地―」を開催する。主会場の市東開文...
大雨被災の社殿再建へ 酒田 御瀧神社 CFに取り組む広く支援呼び掛け ご神体..
昨年7月下旬の記録的大雨で社殿が全壊した酒田市下黒川の御瀧(みたき)神社。社殿の再建に向けて同神社の阿曽右貢宮司(74)はクラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。第一目標金額は500万円。阿曽...