白砂を彩るイルミネーション（２６日、白浜町の白良浜で）

　和歌山県白浜町の白良浜で１２月１日から、イルミネーションのイベントが始まる。町商工会青年部と白浜温泉旅館協同組合が初めて企画した催しで、来年１月１５日までの午後５時～１０時、約１万球のＬＥＤ電飾が砂浜を彩る。期間中はさまざまな催しもある。
　２６日には試験点灯があり、海をイメージした延長約３０メートルの青い電飾のほか、高さ約４・５メートルのツリーなどがともった。「光の公園」をコンセプトにしている。
　青年部長の坂上力さん（３７）は「白良浜の活性化事業として、自分たちでできることをやってみようと企画した。夜の白良浜を訪れ、足を止めてもらうきっかけになればいい」と期待している。
　１日はオープニングイベントとして、午後７時半からジャズライブがあり、８時から花火が打ち上がる。２２日午後７時半からは神戸市の女性グループによるアカペラライブもある。
　大みそかは午後１０時半ごろから年越しそば千人前を用意し、無料で振る舞う。日付が変わって新年を迎える際には打ち上げ花火がある。
　冬の白良浜で電飾の催しがあるのは２シーズンぶり。以前は白浜観光協会などでつくる団体が催していたが、昨季は取りやめていた。