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長野日報社

復活「御湖鶴」に新酒 12月10日発売予定

出来上がった新酒の味を確認する杜氏の竹内さん

 途絶えた日本酒のブランド「御湖鶴」を引き継いだ磐栄運送の酒造場(長野県下諏訪町御田町)で、新酒が出来上がり、26日から最初の酒の上槽作業が始まった。米と米こうじ、水を混ぜて発酵させたもろみを搾る作業が続き、酒蔵の中には初日から新酒の香りが立ち込めた。12月10日から諏訪地方の酒販店を中心に販売される予定だ。

 上槽が始まった酒は、こうじ米に精米歩合60%の諏訪産の美山錦を使った「純米御湖鶴 無濾過生原酒」。10月下旬に仕込んだタンクから自動圧搾機にもろみを移し、時間をかけて酒を搾っていく。作業は26日午前に始まり、27日昼頃までほぼ丸一日がかり。一升瓶(1・8リットル)換算で700本分が出来上がるという。

 酒造部長で杜氏の竹内重彦さん(46)によると、今回搾った酒は米のしっかりしたうま味とほど良い酸味が特徴。「ほぼ思い描いた酒ができて上々のスタート」といい、「これを基本に、今後醸す吟醸や大吟醸につなげていきたい」と話していた。

 同社は経営破綻した酒造会社の土地建物を取得。ブランド「御湖鶴」を引き継ぎ、酒造りを手掛ける。初年度の今季は3月中旬までかけ、純米酒6種類、合わせて一升瓶換算で約1万本分を醸造する。

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