石垣市の津波防災学ぶ 島しょ国の担当行政官ら
独立行政法人国際協力機構の津波防災研修として「津波大石」を視察する各国の防災担当行政官ら=21日午後、市内大浜の崎原公園
独立行政法人国際協力機構(JICA)の津波防災研修が21日から2日間、石垣市内で行われており、島しょ国の防災担当行政官14人が、市の津波防災について学んでいる。21日は市防災危機管理室の講義を受け、市内の防災現場や史跡を視察した。
同研修は、自然災害による被害の多い島しょ国の防災担当行政官に、災害対策を学んでもらうのが目的。大洋州やカリブ地域の12カ国が参加し、12日から約1カ月の日程で、兵庫、高知、沖縄の各県で、政策やインフラ整備、避難訓練方法などを学んでいる。
21日の視察では、約2000年前の津波で打ち上げられたとされる市内大浜の「津波大石(ウフイシ)」や、石垣漁港の防風柵、宮良の農地防風林などを視察。参加したセントルシアのメーダー・マリア・ロレッタ国家緊急対応機関副局長は「石垣市の人々は防災に参加する姿勢があり素晴らしい。自国でも見習いたい。サンゴが付いている津波大石を実際に見て、本当に海から流れてきたのだと分かった。農業共済の仕組みも参考になった」と話した。
研修生らは22日、ユーグレナ石垣港離島ターミナルで行われる防災訓練に参加する。
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