
空弁に新登場した「もみじ弁当」をPRする三坂社長
新千歳空港で販売されている空弁(そらべん)に今月上旬から、池田町のエゾシカ肉と加工品の専門店「エゾの杜(もり)」(三坂一茂社長)のエゾシカ肉を使った「もみじ弁当」(980円)が新登場し人気を集めている。
「もみじ弁当」は、空弁の製造販売などを手掛ける札幌バルナバフーズ(石田茂社長)が製造し、新千歳空港内の「お弁当処 美食千歳(びしょくせんさい)」で今月上旬から試験販売を始めた。
エゾシカのスネ肉の塩だれベースのローストと、しょうゆ味のフレークをメインに仕上げた。道産米の「ななつぼし」にワサビ菜のしゅうゆ漬けを敷き詰めているほか、エゾシカ肉と相性がいい山わさびを添えるなどの工夫もされている。
また、エゾシカ肉を提供する「エゾの杜」が道のエゾシカ肉処理施設に認証されていることから、弁当のふたには安心・安全の証しとして認証マークのシールが貼ってある。
札幌バルナバフーズによると、現在は1日4~5食の限定販売だが、「北海道らしい弁当で人気があり、いつも完売の状態」。「エゾの杜」の三坂社長は「エゾシカ肉全体の消費拡大につながれば」と期待を寄せている。
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