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釧路新聞社

冬季国体成功へ 氷上施設改修終了【釧路】

旧式に比べ稼働音が小さくなった冷却棟(奥)と新規導入した整氷車(柳町リンク)

 来年1~2月に釧路市で開催される第74回国民体育大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会「イランカラプテくしろさっぽろ国体」に向け、釧路市が2カ年にわたり実施してきた4競技施設の改修事業が10月末で終了した。総事業費は7億6800万円に上るが、その4分の3は補助金で賄われ、開催地の恩恵を受けた。長年の懸案だった冷却設備の更新が実現するなど、緊急を要する修繕にめどが立ち、今後の各種大会誘致による地域活性化が期待されている。

 釧路市教育委員会によると、施設改修は昨年度から実施。柳町スピードスケート場では、氷を張るために必要な冷凍機の冷却水を冷やす冷却棟(クーリングタワー)や音響設備の更新、柳町アイスホッケー場では冷凍機と冷却棟、電気設備を一新。照明を発光ダイオード(LED)化し、強化プラスチック製のフェンスも新しくした。春採アイスアリーナでは冷凍機と電気設備を新品にし、日本製紙アイスアリーナでは音響設備と温水ボイラーを交換した。

 さらに、転倒による選手のけがを防ぐマットを2施設で新たに購入。柳町リンクと春採では新型の整氷車を導入し、特に春採のは排気ガスが出ないLPガス車とし、館内の換気に留意した。これらの総事業費の75%はスポーツ振興くじ(toto)の助成金が活用された。冬季国体開催地での競技会場整備が助成の対象となっているためで、市の持ち出しが大きく減る結果となった。

 市教委スポーツ課では「正直、補助金がなければこれほどの改修を行うことができなかった」と感謝。「緊急を要する氷上施設の改修は今回でほぼ終えた」とし、今後はLED照明の導入などによる維持、管理コストの削減に努めるほか、老朽化、人口減対策として施設全体の在り方の検討も継続する。

 釧路市内では今年度の国体のほか、来年度には日本学生氷上競技選手権(氷上インカレ)の開催も決まっている。他都市に比べ施設数が多く、宿泊施設を含め市内中心部に配置されているという優位性を発揮し、今後も各種大会の誘致に力を入れる考えだ。

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