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公益大 黒川能の舞 細部までデジタルデータ化

 鶴岡市の民俗芸能・黒川能(国指定重要無形民俗文化財)の舞の所作をデジタルデータ化して記録保存する東北公益文科大と黒川能保存会の試みが本年度から本格化し17日、同市の黒川能伝習館で行われたデータ収集作業が公開された。

 同大は2017年度「私立大学研究ブランディング事業」に採択され、庄内地方を基盤とした地域文化とIT技術を融合させた伝承環境を研究している。その一環で、玉本英夫特別招聘(しょうへい)研究員と玉本研究室の学生たちが黒川能をモーションキャプチャーでデータ収録し、CGアニメーションを制作する方法の開発に取り組んでいる。黒川春日神社下座が協力し、下座能太夫の上野由部座長が記録保存の舞を担い、今春にオリジナルCGアニメーションの試作を発表した。

 試験段階では、能舞のすり足がうまく映像化されていなかったが、今年3月に機材をバージョンアップ。時間的、技術的ロスが改善され、すり足も表現されたという。6月から本格的な記録保存作業が始まり、8月までに7演目を収めた。

 この日は下座「鶴亀」「大瓶猩々」の2演目の主要部分を記録。上野座長らが頭や体、手足に計17個のセンサーを付け、謡や囃子(はしや)に合わせて能舞台で舞い、データ収集した。

 上野座長は「360度どこからでも動きを確認でき、衣装を着けていない状態の映像は重要な足づかい、腰づかいなど細部が分かりやすい。記録保存はもちろん、技能向上にも役立てていきたい」と話した。玉本研究員は「地域の伝統芸能をバーチャル体験してもらえるようなことも研究していきたい。酒田甚句流しも記録させてもらった。バーチャルで盆踊り体験してもらうなど、若い人たちに興味を持ってもらうきっかけに結び付けば」と述べた。

全身にセンサーを付けて上野座長が「大瓶猩々」を舞い、モーションキャプチャーでデータ収録

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