海上火災想定し訓練 石垣港災害対策協議会

約50人が参加して行ったオイルフェンス展張訓練=9日午後、浜崎マリーナ
港湾関係団体で組織する石垣港災害対策協議会は9日、同港浜崎マリーナで海上防災訓練を行った。係留中の貨物船機関室から火災が発生し、消火活動を行っていた男性1人が行方不明になっているとの想定で実施。燃料油漏れに対応、40メートルのオイルフェンスを張る訓練も行った。
15団体、約50人が参加し、県外で発生したスクラップ船の火災事故を教訓に、市消防も7年ぶりに加わった。 オイルフェンス展張訓練に参加した先島ガスの外間至さん(40)は「思ったよりも人手が必要だと感じた。事故が起きれば他にもやることが出てくる。これが半分の人数ならきついと思う」と感想。
新城剛消防署長は講評で「船舶火災は消火活動にさまざま制限があり困難を極める。海保と消防が相互に連携した活動が重要。訓練では消火、救助ともにスムーズにできた」と述べた。 訓練を前に石垣海上保安部の通事一夫警備救難課長が「海上火災は発生すると被害が大きく、自然界に及ぼす影響も多大。関係機関の意思疎通、情報共有をしっかり行って、官民一体で安心安全な石垣港づくりを目指したい」とあいさつした。
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