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荘内日報社

出羽三山神社「松の勧進」始まる

 出羽三山神社(宮野直生宮司)の「松の勧進」が15日、鶴岡市羽黒町の手向地区で始まった。山伏たちのほら貝の音が山里に響き、羽黒山の門前町に冬の訪れを告げている。

 松の勧進は、大みそかから元日にかけて羽黒山頂で行われる同神社最大の祭事「松例祭」(国指定重要無形民俗文化財)の浄財を集める伝統行事。9月下旬から100日間の修行を積み、祭りの主役を務める山伏の松聖(まつひじり)2人が小聖(こひじり)を従えて家々を回り、無病息災や家内安全のお札を納める。

 今年の松聖は、位上(いじょう)が田村廣実(山伏名・宏延)さん(68)=手向、先途(せんど)が太田実さん(65)=同。2人は100日修行中、朝夕に勤行を行うなど精進潔斎。現在は羽黒山中の斎館にこもり、後半50日の修行を積んでいる。

 この日は小雨が降る中、午前8時半に小聖を従えた松聖2人が同神社社務所を出発し、門前之宮の天地金神社などを参拝。その後、山伏たちはほら貝の音を響かせながら宿坊街の家々を回った。

 松の勧進は今月20日ごろまで羽黒地域を中心に回り、来月1日から旧鶴岡市内に入り、年末まで庄内全域を巡る。

羽黒山の門前町で松の勧進が始まった

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