入院患者にサイン色紙を手渡す山雅の小松選手（右）

　サッカーＪ２松本山雅ＦＣの小松蓮選手（20）が14日、諏訪市の諏訪赤十字病院を訪れ、入院患者を激励した。

　同病院は２０１３年から松本山雅のオフィシャルスポンサーを務める。病院祭などの機会に選手やスタッフを招き、トークショーやサイン会などを開いてきた。選手の慰問は今回で５人目。

　小松選手は小学２年の時に諏訪市に転居し、諏訪ＦＣなどに所属してサッカーを続けてきた。今年３月には松本山雅ユースチーム出身者としては初めてとなるトップチーム加入を果たした。

　慰問では各病棟を回り、小児科では一緒に折り紙を折って交流した。小松選手は患者の小学５年の女子児童（11）から鶴やコマの作り方を教わりながら、病院での生活や将来の夢などについて話し、サイン入りの色紙をプレゼントした。

　女子児童は「小松選手は優しく、楽しかった」と笑顔を浮かべ、小松選手は「いい経験になったし、逆に元気をもらえて頑張ろうと思った」と話していた。