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長野日報社

ハチミツせっけん商品化へ 富士見高養蜂部

せっけんの試作に励む富士見高校養蜂部の部員たち

 富士見高校(富士見町)の養蜂部(山田伽那部長、部員9人)は、養蜂活動で得たハチミツや蜜ろう、ヒマワリ油などを使ったせっけんの商品化に取り組んでいる。原料は洗浄成分の薬品以外は全て「ミツバチが与えてくれたものからの自作」(山田部長)。地元のせっけん作家、小古間かずささんの協力で原料の調合具合など試作を重ねている。

 同部は蜂の蜜源植物のヒマワリやラベンダーなどを栽培しながら蜂を飼育。ハチミツ、蜜ろうの採取に加えて、蜂の吸蜜時期が終わった植物から油を採るなどの活動を広げている。

 しかしこれまでは採取したものの使い道が少なく、ほとんどが何年間も同校に保管されたまま。部員たちは活用方法を模索し、「せっけんなら蒸留水まで余すことなく活用できる」と小古間さんのアドバイスを得た。

 養蜂部独自の商品開発は7年ぶり。せっけんづくりには油と苛性ソーダ、ラベンターの精製水を使い、香りづけや肌を整える効果からハーブの精油やハチミツを加える。

 苛性ソーダを除き全ての原料が生徒自ら採取、精製したもので、「活動で得られた素材を全て無駄にすることなく使えて、環境にも優しい」と山田部長。小古間さんも「用いる素材から全て手作りで、市場なら超高級せっけんとされるぜい沢な調合。富士見高生だからできる品」と商品化の成功を応援する。

 試作では油分を蜜ろうだけにしたり、ヒマワリ油をかけ合わせたりとさまざまな調合で泡立ちの良さや使用感をチェック。調合の手順を間違えて、製作途中で廃棄を余儀なくされる体験もあり、ものづくりの難しさも味わいながら取り組んでいる。

 ヒマワリの栽培は富士見町立沢の住民活動にならった活動で、せっけんづくりでは町内の化粧品メーカーを訪ねて学ぶなど地元とも深く連携しており、山田部長は「せっけんを通して町の皆さんそれぞれのPRにも貢献できれば」と話し、来春の完成を目標にしている。

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