全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

森林再生、道のり険しく 地震で4302ヘクタール被災、被害額509億円に

穂別町民センターで披露されたむかわ竜の全身骨格化石

 道は、最大震度7を観測した胆振東部地震による山林斜面崩壊など森林被害の状況をまとめた。被害面積は厚真町を中心に4302ヘクタールに上り、被害額は509億円と推計。広範囲に及んだ深刻な被害を受け、道や国、関係自治体・団体などで構成する連絡会議が今後の森林再生や林業復興の対策を検討する。しかし、国内でもかつてないほどの被害規模の状況に、再生への道のりも険しいものになりそうだ。

 被害状況は、道が航空写真や衛星写真などで調べた。その結果、森林被害は22市町に及び、山林の斜面崩壊、林道損壊など被害面積は4302ヘクタール(560カ所)。被害額は約509億円を見込み、10月5日の中間報告時点から約235億円も膨らんだ。

 被害は胆振東部の被災3町に集中。特に山林崩壊による甚大な土砂災害が発生した厚真町の被害面積は3236ヘクタール(331カ所)で全体の75%を占め、被害額は約436億円と全体の85%に上った。

 さらに安平町、むかわ町を含む3町の合計被害面積は4293ヘクタールと全体の99・8%を占め、今回の森林被害が震源域の胆振東部3町に集中した。

 道内全体の被害状況では、一般民有林が2419ヘクタール、道有林が1883ヘクタール。このうち人工林は1435ヘクタール(民有林921ヘクタール、道有林514ヘクタール)、天然林は2718ヘクタール(民有林1358ヘクタール、道有林1360ヘクタール)などだった。

 道立総合研究機構林業試験場の研究者は、今回の森林被害の特徴について「ほとんどが斜面崩壊で発生し、崩壊規模は明治以降の地震災害の中で最大」と指摘。過去の災害事例の文献を見ても、今回と似たような斜面崩壊を特徴とする大規模被災林の再生事例がないという。このため、緑の復興には苦難と長い期間を伴うものの、「なるべく早く、地盤の条件を把握し、どのような再生手法が良いか検討したい」と言う。

 一方、復旧に関して同試験場の研究者は「崩壊した場所に木を植えたり、種子をまいたりして、うまくいく可能性はあると思う」との考えも示した。

 道は、10月末に厚真町で初会合を開いた連絡会議の議論や意見を踏まえた上で、来年3月中旬までに森林再生への中長期的な方向性を盛った対応方針案をまとめたい考え。甚大な森林被害で加工木材の原木確保に影響が既に出ており、苫小牧広域森林組合は木材生産計画を前年対比で約3割減に下方修正。関係団体の協力を求めながら原木確保に奔走している状況にある。

関連記事

荘内日報社

人を生かす農業絶やすな/多くの農家と交流感謝 やまがた農業女子ネットワーク..

 県内の女性農業者でつくるやまがた農業女子ネットワーク「あぐっと」による講演会が1日、鶴岡市の山形大学農学部で開かれ、学生44人が講演やワークショップを通じ、就農の課題や現状について考察した。 ...

ヤマメのいずし、樽前養鱒場で製造ピーク「にぎやかな年末彩って」

師走に入り、苫小牧市糸井の樽前養鱒場(石川正剛代表)で、白老町虎杖浜産のヤマメを使ったいずし作りがピークを迎えている。  同養鱒場はニジマスのいずしや薫製「たこでなし」が看板商品だが、尾頭付き...

「40年前のステッカー」好評 配送商品の購入者特典 帯広・平和園

 焼肉の平和園(帯広市、新田隆教社長)は、自社オンラインショップなどでのギフト商品拡充を記念し、購入者対象に期間限定で40年前から保管してきた平和園オリジナルステッカーを贈呈するサービスを行ってお...

宇部日報社

カタログギフト「ぶちうま!山口」がリニューアル

 県産原料100%をコンセプトとしたカタログギフト「ぶちうま!山口」が5年ぶりにリニューアルし、1日から販売を開始した。掲載商品は全197品。AR(拡張現実)で掲載商品を使った料理を見られる機能...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク