山口県立美術館が700万人、開館39年で
記念品の目録を手に笑顔を見せる高谷さん(右、県立美術館で)
山口県立美術館の入館者が5日、700万人を達成した。開館から39年1カ月での大台突破。10日午前11時からは、感謝の思いを込めてミニコンサートや餅まき、ギャラリートークなどの記念イベントも行われる。700万人目となったのは、神奈川県鎌倉市の会社員、高谷守さん(57)。開催中の特別展「没後400年 雲谷等顔展」を目当てに、自身が水墨画に興味を持つきっかけにもなった「雪舟への旅展」以来、12年ぶりに足を運んだという。「節目の来館者となるのは初めてで、光栄であるとともに驚いている。雲谷派の絵画を楽しみたい」と笑顔を見せた。
セレモニーでは、岡田実館長とくす玉を割って祝福。図録3冊、チケットホルダー、花束などの記念品も贈られた。岡田館長は「地域住民など、多くの方々に支えていただいたおかげ。気軽に来館してもらえる美術館を目指したい」と思いを語った。同館は1979年に開館。県ゆかりの雪舟や香月泰男の作品など、4000点以上を収蔵している。これまでの特別展入館者数では、2001年の「クロード・モネ展」で最多となる26万5272人を記録している。
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